株式会社スマイルファーム代表取締役安達里枝氏と対談

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新潟県内でWebが活用されていない現状を受けて、県内でWeb事業を行うスマイルファームの安達氏と対談することになりました。
県内の全企業に届けたい。私たちの思いを読んでください。
安達 里枝 Adachi Rie
株式会社スマイルファーム代表取締役。
webコンサルタント・webデザイナー・webディレクター
1978年生まれ 2児の母 A型
医療・飲食業を経て、商社へ入社。
その後取締役となり営業・経理・人事などを担当する。
2009年12月に独立。
元々デザインが好きだったことと、PCオタク的なところがあり、web分野での活躍を志す。

新潟県の実情

丸山
こんにちは。今日はよろしくお願い致します。
安達
こちらこそよろしくお願い致します。
早速ですが、丸山さんから見て県内のWeb事情はどうですか?
丸山
僕は昨年東京から戻って来たわけなんですが、東京にいた間新潟の案件を全く受けてないわけじゃなくて、ちょこちょことやってはいたんですね。
安達
そうなんですね!
新潟と都内のクライアントの違いはどんな点でしたか?
丸山
新潟はやっぱりただ作って公開って感じで、クライアント側はWebを活用してどうのこうのって考えてないし、制作者側も提案してないのかなーって感じましたね。
都内だとやっぱりWebで利益を出すとか集客するっていうのは言わなくても当たり前でしたね。
安達
作るのが目的になってしまっている企業がまだまだ多いですよね。
丸山
そうですよね。公開されているだけでほとんど活用されてないと思うサイトはいっぱいありますね。
新潟県内ではそのあたりで変化はありますか?
安達
私のほうでは現在、資金を投じてリニューアルして、でも成果出なくて……っていうのを数回繰り返してやっと気付いたという企業からコンサルの依頼を受けています。
丸山
なるほど。
安達
そもそも、マーケティングも何も無しにただ作るだけという制作会社が多すぎて。
丸山
サイトがデジタル的な看板やチラシじゃなく、販促ツール・経営ツールであることに気づいてきているんですね。
ほとんどの会社がそうですかね。
安達
やっとそこに気付いてくれた!!っていう感じですかね。県内企業は。
丸山
クライアントがサイトで利益出してくれれば、改善するためにまた依頼してくれるっていう良い循環が生まれるんですが、作って終わりだとそれが生まれないんですよね。
安達
やっとスタートラインに立てた感じですよ。最近。早くから気付いて取り組んできた県内企業ももちろんあって、そういう企業はちゃんと結果出していますからね。
丸山
そうですね。
そういうところは制作側とクライアント側のマッチングがうまくいってるんでしょうね。
安達
県央地区の経営者の話を聞く機会が多いのですが、成長していて勢いある企業はもう何年も前からWeb活用を当たり前にやっていますから。
丸山
本来のWebの使い方ですよね。
私は「ホームページ制作事業」と「Web事業」って呼び方で分けてます。
安達
確かに私も、使い分けています。
制作するだけの業者ではないので、自社のことを業者と呼ぶことは無いですね。
丸山
安達さんはホームページ制作業ではなく、県内では少数派に入るWeb事業を行っていますよね。
当初は周りの理解は得られましたか?
安達
私はありがたいことに、割とすんなり受け入れてもらえた感があります。
でも、中にはなかなか理解していただけないクライアントもいますが。
実際のところ、弊社の場合営業活動をしたことが無いのです。
すべて口コミとかお客様からの紹介でのご依頼とかで。
なので、きちんと活用し「成果」が出た中でのご紹介なので、ご理解いただけて助かっています。
丸山
なるほど。それは理解してもらいやすいですね。
安達
営業無しで、半年先まで仕事をいただいている状態で……本当にお客様にも恵まれていると思います。
丸山
すごいいい状態ですね。
でもやはり成果を出せば周りに伝わっていきますよね。
私も基本的に紹介案件のみなんです。
安達
ただ、Webに投資できる費用感はやはり都内のクライアントと新潟の企業とではまだ差がありますよね。
丸山
そうですね。
やっぱり出せないものは出せないですからね。でも安いプランに手を出してお金を捨てるようなことはして欲しくないですね。
高いものは手が出ないかもしれないけれども、その費用にはその費用なりの根拠があるわけですから。

Web事業のゴールはホームページの制作ではなくクライアントの利益向上

安達
そうなんですよね。
ホント、私たちがこだわるべきは「クライアントの成果」なのだと思います。
以前、コストが合わないと言われて見積もり後に断られたクライアントもありましたが、結果しばらくしてからやはりご依頼をいただいたきました。
丸山
1期あたりの販促費をトータルしてみたら実はけっこうな金額になっていて、それをもうちょっとWebに割けば効果は全然違うんですけどね。
それは見事な成功事例ですね。
安達
そうなんですよね。
先ほどの話のクライアントは、「安いプランに手を出して、結果色々オプションで金額釣り上げられ、成果も出ずに何にもならなかった」というパターンです。
丸山
制作業者の金額が固定されてるようなパッケージプランでもなんだかんだでオプションとかつけて値段かわってきますよね。
安達
まさにそのパターンです。
でも、はじめからきちんとサイトの目的やコンバージョンを設定していないから、言われるがままにちょっとずつオプションを足していっても結果は出ずに終わる……という感じがします。
丸山
Webに限らず、経営に限らず、スポーツでもなんでもそうですけど、目標が定まらずに走り出すってことはないですからね。
でも、制作業者ではあるんですよね。「完成して公開すること」がゴールで、クライアントの利益ではない。
安達
そうなんです。
どんなに低コストで作るとしても、サイトの目的や、商材に合わせたCVポイントも設定せずにサイトを作るなんてありえないですからね。
まさに目標無し、目的地無しに走り出すということだということに、まだ気が付いていないんですよね。
丸山
効果測定を無視して設計してるんですよね。いや、それは設計してないというべきでしょうか。
ゴールがないから、もちろんゴールに辿り着くことはできない。
安達
設計していないでしょうね。
そんな設計無しのサイトをたくさん目の当たりにしてきました。
丸山
まだまだたくさん溢れてますよ。
安達
ですよね。
丸山
新潟なら9割以上がそんなサイトといっても言い過ぎではないと思います。
安達
それで、「どうにかして欲しい」とご依頼があるわけです。
丸山
新潟ではまだ安達さんのようなマーケティングや経営の知識があってそれをWebに活用できる人材が育ってないんですよね。
安達
そうなんですよね。
マーケを学んだと言っても、実際に制作ばかりやっていた方などはなかなかリアルなマーケティングを理解できない方が多いようです。
だから机上の空論のようなことを平気で言っちゃうし、やっちゃうんです。
丸山
ありますあります。
安達
この辺のノウハウは、私の場合、営業や接客を仕事としてする中で習得したものが多いかもしれません。
Web屋がホームページ制作だけをやっていてはダメだと私は思っています。
丸山
他の仕事が役立ってるわけですね。私は新規事業の立ち上げで細かな市場調査した経験や、IT界隈のベンチャー支援立ち上げなどで経営に参画した経験が役立ってるのかもしれません。
それはその通りだと思います。
安達
なるほど。経営は本当に人間力育ちますよね。
丸山
Webだけでは食べて行けなくなりますね。
それこそ制作業者が生き残るには3万円や5万円の意味のない最安パッケージを大量販売するような仕事になります。
安達
私も近いうちにウェブ制作市場はそうなると思っています。
だから、例えば同じ地域にそのような安売りする制作会社がありますが、ライバルだとは思っていません。
丸山
他業種だとすら感じますよね。
安達
完全他業種です(笑)。
丸山
安達さんのところでは最初の設計から公開後の運用まで包括してプロデュースしてらっしゃいますよね。
本当はそこまでするのがベストというか、成果を出すにはしなければいけないんですよね。
安達
はい。ワンストップで実施しています。
丸山さんのところはどんな感じなんですか?
丸山
私もトータルでやってます。
調査・ヒアリングなどからスタートして公開後も運用を行います。
クライアントの利益を最優先に考えるとどうしてもそのような形になるんじゃないかなと。
安達
ですよね。
中途半端だと投資した分以上の利益回収ができなくなるので、中途半端な依頼はできるだけ受けないようにしています。
クライアントの利益にこだわっての提案です。
丸山
すでに公開されてるサイトで相談された場合に、改善するより最初から作り直したほうがいいって言うことがよくあるんですが、それは別に料金を釣り上げようって意味じゃなく、成果出るもの作りましょうよって意味なんです。
安達
わかります。
私もそれありました。
丸山
ありますよね。
安達
結局最終的には作り直しさせてもらいました。
丸山
そのほうがいいですね。
そろそろ対談の時間がきてしまうのですが、サイトを新規に作る企業や、リニューアルを考えてる企業に対して、なにかアドバイスなどあれば頂きたいのですが。

皆様へのメッセージ

安達
Webでの販促は、手を掛けたら掛けた分、ちゃんと利益として戻ってきます。
でも、手の掛け方が間違っていたら、残念ながら利益回収は難しくなってしまいます。
Webサイトって販促費ですよね!販促するためにはどうすれば良いのかを考え、その仕組みを入れてサイトを作りましょう。
見せるだけ、待っているだけでは販促は機能しませんよ!!!ということを言いたいです。
丸山
そうですね。
私のほうからは、まず何のためにサイトを作るのかを考えてもらいたいです。
公開するためじゃないはずです。
そしたらどのような企業に依頼すべきか選択肢は決まって来ると思います。作って公開するだけの制作業者じゃ成果が出ないことも分かると思います。
経常利益を100倍にできる!なんてことは言えませんが、2倍とかって思っているより結構現実的な数字で経営にWebを活用することで実現可能な範囲なんだってことを知って欲しいですね。
安達
そうですよね。Webをちゃんと活用すれば、2倍3倍というのは実現可能な、現実的な数字ですね。
丸山
それを考えたら、どのぐらい投資できるかっていう経営判断もできてくるのではないかと。
安達
少しずつかもしれませんが、新潟県内の企業の啓蒙も含め、活動していきたいですね。
丸山
そうですね。クライアントもWebに携わる方々も日々成長はしていますので、新潟の経済がもっと活性化するといいですね。
本日はお忙しい中どうもありがとうございました。クライアントのために今後もお互い頑張っていきましょう。
安達
新潟に元気な企業が増えることが、私たちのようなWeb事業者の今後にも大きく影響しますからね。
これからも頑張りましょう!
ありがとうございました!
丸山
こちらこそ、ありがとうございました。

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