行ってはいけない異業種交流会の真実

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社会人にとって異業種交流会という言葉はよく耳にする。
人脈作りが必要だというのはよく言われることである。

しかしこの異業種交流会ほど厄介なものはない。
なぜならはこれは単なる名刺交換会でしかないからだ。
よほどの名刺コレクターでない限り行く必要がない。

最悪の異業種交流会というのは誰もかれもが宣伝または営業の異業種交流会だ。
もちろんそれが仕事に結びつくことなどレアケースである。

何も交流会自体そのものを否定する気はない。
例えば士業の交流会。
士業は仕事のなわばりが決まっておりそれぞれ得意分野があるから、お互いに仕事を受発注できる人間を見つけることができる可能性もある。
何ら限定のないオープンすぎる異業種交流会ほど無意味である。

例えば20代のベンチャー社長で東京で住んでる人のみというフィルターで交流会をすれば、お互いに株式公開を考えていたりと話も弾むだろうし、最近のベンチャーはIT関連が多いので、お互いの技術をシェアしあうこともできるだろう。
これはお互いにとってWin-Winの関係である。

我々Web業界・マーケティング業界であれば、デザイナーや出版社、印刷会社などの人と知り合うことは有益である。
ならば、そのくくりで交流会を行えばよい。
それも事前に参加者のプロフィールを配布しておくのだ。
交流会で余計な話をすることもなく、プロフィールを話のネタに最初から盛り上がれる。

「いや、それでも人脈を広げることによってお客さんを紹介してもらえた」
という人はいるかもしれません。
それは本当に稀なケースです。

思い出してみてください。
あなたが名刺交換をした何十人という相手、それぞれに誰かを無責任に紹介できますか?

BtoBビジネスを行ってる経営者が、BtoCビジネスを行ってる会社の社員と名刺交換したとしよう。
社員のほうは就業規則で副業禁止規定があるはずだ。
その経営者と何か面白いことをしようとしても、せめて飲み会の企画程度になるだろう。
決裁権がないのだ。

だが同じ層の人や同じ業種(もしくは仕事で縁のある業種)に限定したらどうだろうか。
広告代理店とイベント代行会社、もちろんお互いにそれなりの裁量がある。
これならお互いにとって悪い話でもない。

例えばあなたの出席する異業種交流会に私が出席したとする。
私はあなたに何が出来るだろうか。
そもそも私自身何か求められてるだろうか。
Webの相談であればいくつかお話はできることでしょう。
でも誰もがWebに関して悩みを持っているわけじゃない。
そんなところで私が自分はこんなことをしてるんですと話しかけたらどうだろうか。
これは営業の押し売りでしかない。不快になる人も多いだろう。

要するにオープンな異業種交流会は大規模名刺交換会でしかなく、時間とお金を浪費するだけなのである。
交流会やイベントに参加するときは、相手に対して何ができるか、自分は必要とされているか、その点を考えた上で是非参加して欲しい。