多層防御とは
多層防御(Defense in Depth)とは、単一のセキュリティ対策に依存せず、複数のセキュリティ層を組み合わせることで、一つの防御が破られても他の防御が機能するようにする考え方です。「深層防御」とも呼ばれます。
多層防御の考え方
城の防御に例えると、堀・外壁・内壁・城門・守備兵・金庫と多重の防御を持つことで、一つが破られても即座に陥落しないのと同じです。ファイアウォールだけ・ウイルス対策ソフトだけという「単点防御」は現代の脅威に対して不十分です。
多層防御の構成例
①ネットワーク層:ファイアウォール・IPS・DDoS対策、②アプリケーション層:WAF・セキュアコーディング・認証強化、③エンドポイント層:EDR・ウイルス対策・パッチ管理、④データ層:暗号化・アクセス制御・DLP、⑤人的層:教育・訓練・セキュリティ文化の醸成。
最小権限の原則との組み合わせ
多層防御と「最小権限の原則(ユーザーに必要最小限の権限のみ付与)」を組み合わせることで、侵入された場合の被害範囲を最小化できます。