最小権限の原則とは
最小権限の原則(Principle of Least Privilege:PoLP)とは、ユーザー・プロセス・システムに対して、業務遂行に必要な最小限のアクセス権限のみを付与し、それ以上の権限は与えないというセキュリティの基本原則です。
最小権限の原則が重要な理由
攻撃者がシステムに侵入した場合、そのユーザーが持つ権限の範囲内でしか行動できません。管理者権限で動くアカウントが侵害された場合は全システムへのアクセスが可能ですが、一般ユーザー権限なら被害範囲が限定されます。
具体的な適用例
①データベース接続アカウントに必要なテーブルへのSELECT権限のみ付与(DROP TABLE権限を与えない)、②Webサーバープロセスを一般ユーザー権限で動作させる、③WordPressの管理者権限を持つアカウントを最小限にする、④AWSのIAMロールに必要なサービスのみアクセス許可。
Just-in-Time(JIT)アクセス
必要な時だけ一時的に権限を付与し、作業完了後は権限を削除する「JITアクセス」は最小権限をさらに徹底した考え方です。特権アクセス管理(PAM)ソリューションで実現できます。